和顔愛語
和顔愛語は、「わげんあいご」と読みます。これは、仏教の教えです。
「和顔」は、やわらかな笑顔、「愛語」は、やさしい言葉かけです。つまり「和顔愛語」は「相手の立場をおもいやり、やわらかな表情でやさしい言葉で語りかけること」という意味があります。
中教審副会長を務めたこともある梶田叡一・奈良学園大学学長をはじめ、さまざまな学者が「今、家庭教育には和顔愛語が必要」と提言しています。そして、「もし皆がこれを励行すれば①人々はよく挨拶し、笑顔で応対するようになります。②相手の言い分をよく聞くようになります。たとえ無理な言い分であっても、何とか工夫して期待に沿う努力をし、どうしてもできないときは後で丁寧に理由を説明して断ります。③陰口を言いません。④心が平和になります。」と断言する人もいます。
家庭や保育園・学校、職場で、人と人とがコミュニケーションを深めていくために大切にしたい教えです。