和顔愛語

 和顔愛語は、「わげんあいご」と読みます。これは、仏教の教えです。

 「和顔」は、やわらかな笑顔、「愛語」は、やさしい言葉かけです。つまり「和顔愛語」は「相手の立場をおもいやり、やわらかな表情でやさしい言葉で語りかけること」という意味があります。
 中教審副会長を務めたこともある梶田叡一・奈良学園大学学長をはじめ、さまざまな学者が「今、家庭教育には和顔愛語が必要」と提言しています。そして、「もし皆がこれを励行すれば①人々はよく挨拶し、笑顔で応対するようになります。②相手の言い分をよく聞くようになります。たとえ無理な言い分であっても、何とか工夫して期待に沿う努力をし、どうしてもできないときは後で丁寧に理由を説明して断ります。③陰口を言いません。④心が平和になります。」と断言する人もいます。
   家庭や保育園・学校、職場で、人と人とがコミュニケーションを深めていくために大切にしたい教えです。

わがまま

 我が儘(わがまま)とは、自分の思いを相手に伝え、それが通らないと分かってもそれを通そうとする事。
 幼児期に子どもが親にわがままを言って困らせる事がよくあるが、それが単なるわがままなのか自己主張(自我の芽ばえ)という発達なのか見極めなくてはならない。親の関心をひきたいが為に、子どもは時にわがままを言う事もある。わがまま全てを否定するのではなく、その時の状況を考えて子どもに接する。(例えば・・・・子どもを無視して大人だけで話こんでいた。親の買い物に子どもをつき合わせてばかりいる。)この様な時は少し構ってあげたり、子供の好きな場所にちょっとつきあっていてあげる等してあげると子どもは満足する。しかし、親も時間がない時もあり、だらだら子どもに遊ばれていては困るので、子どもに分かるように時間を決めて遊ばせてみるのが好ましい。
(引用:『育児保育用語辞典』)

わくちん

 わくちんとは、予防接種を実施する際の接種材料のことをいいます。病原性を弱めたウイルスや細菌を生きたまま接種して軽い感染をおこして免疫力をつけさせる「生ワクチン」、種々の処理をして病原体の生活力を失わせたり、感染予防に働く抗原成分のみを取り出した「不活性ワクチン」、細菌などがつくりだす毒素を弱毒化した「トキソイド」の3種類に分類されます。
(引用『保育用語辞典』)

わたしメッセージ/自分メッセージ

 わたしメッセージとは、親が自分を主語にして自分の気持ちを子どもに伝えることです。
 子どもが自立できるようになるには、親としてどう思っているかを「わたし」を主語にして語ることが大切です。例えば、子どもがなかなかご飯を食べなくて困っているときには、「早く食べなさい」「ぐずぐずしてたらダメよ」と言うかわりに「あなたが早く食べると、私は早く片付けが出来て助かるのよ」と自分の気持ちを語ります。そうすると、子どもは「あ、早く食べれば、お母さんは助かるのか」と、親の思いが伝わります。「自分で着替えなさい」「勉強しなさい」などと、子どもの行動を指示する言葉は、皆「あなた」を主語としていますので、「あなたメッセージ」と言います。「あなたメッセージ」では親の思いは伝わらず、子どもの自立を阻んでしまうといわれています。
(引用:『親業訓練』)

和俗童子訓

 和俗童子訓(わぞくどうじくん)とは、江戸時代に福岡在住の儒学者貝原益軒によって書かれた教育論で、養生訓、大和本草などと並んで儒学者貝原益軒の代表的な著作です。養生訓に先駆けること3年、81歳の1710年に執筆されまして、日本で最初の体系的な教育書といわれていました。儒学者である彼は儒教の子育て感の影響を強く受けており、たとえば三字経からの影響があったとされています。江戸時代の教育機関である寺子屋での教育に強い影響を与えたとされています。構成としては、一巻:総論上、二巻:総論下、三巻:随年教法、読書法、四巻:手習法、五巻:教女子法 です。
【引用:学習用語辞典】

わらべうた

わらべうた(童歌、わらべ歌)とは、昔から子どもに歌いつがれてきた歌のこと。また、子どもに歌って聞かせる歌。遊びに伴うものが多い。
 わらべうたは、手まり歌や数え歌など子どもの遊びの一つとして子ども達の間で作られ、今日まで愛用され伝えられてきた歌です。その為作者不明の事が多いです。昔から歌いつがれてきましたが、高度成長とともに消えていき、最近では、小学校の教科書にもあまり取り上げられていません。大変淋しく思います。わらべうたをもう一度子どもに返す事が必要です。そのためには保育園や家庭で歌うことを勧めます。

わんぱく

 わんぱく(わんぱく)とは、男の子が、わがままを言ったり、いたずらをして、手に負えないことをいいます。また、そのような男の子をいいます。わんぱくぶりに保育士が手をやくことはたまにはありますが、わんぱく坊主は案外素直で優しいところもあって、お友達に人気があります。昔はこのタイプの子がたくさんいましたが、今は少なくなったような気がします。
 保育園にはわんぱく坊主はたくさんいますよ。

※ わんぱくの語源
 昔、朝廷から任命されて政治をつかさどった「関白(かんぱく)」の古い言い方、「くゎんぱく」が変化したものです。「腕白」はあて字らしいです。

わきアイス

 脇アイスとは、脇の下を効果的に冷やす商品です。
 発熱のケアは体を冷やすことと水分の補給が基本です。体を冷やす場合、皮膚のすぐ下に大きな血管がある脇の下や足の付け根を冷やすと効果的です。最近、脇の下を効果的に冷やす「わきアイス」という商品が開発されました。小児科の看護婦が考案したもので、脇の下に簡単に装着できて、遊んだり寝ているときもずれることなく、とても使いやすいものです。

分かち書き

 分かち書きとは、語と語の間や、文節と文節との間を一字分空けて書くことをいいます。
 分かち書きは、小学校低学年の児童の読みの負担を少なくするため、学習上の配慮として生まれた文章の表記方法です。小学校1年の教科書で、教材文が文節ごとに区切られていることに気づかれると思います
 たとえば「ここではきものをぬいでください」という文章は、「ここでは着物を脱いでください」と「ここで履き物を脱いでください」という2通り考えられます。しかし、「ここで はきものを ぬいでください」と分かち書きされていたら、「ここで履き物を脱いでください」であることが分かります。
(引用;光村図書)

私たちの道徳

 「私たちの道徳」とは、文部科学省が来年度から小中学生に配布する道徳用の新教材です。
 いじめ問題への対応などのほか、「日本人としての自覚」を深める記述も数多く盛り込まれた。分かりやすい物語で、日本人が昔から大切にしてきた”美しい心”とは何かを考えさせる内容。文科省は「道徳的価値を教え込むものではない。周囲と話し合って考えを深めてほしい」としている。

 小学5・6年生用の教材に盛り込まれたのは、剣道をめぐる物語だ。

 親にすすめられて剣道をはじめた小学生が、正座の仕方や立ち方、礼の仕方などを厳しく教えられ、《何でこんなに礼にこだわるんだろう》と疑問を抱く。初めて迎えた試合の日。あっさり負けてしまい、ふてくされた態度で礼をすると、先生から「剣道をやる資格がない。他の試合をよく見てみなさい」と叱られる。

《先生は何を怒っているのだろう》。そう思いながら上級者の試合を見ていると、試合に負けたあとでも立派な態度で礼をする姿に心を打たれ、《美しい》と感じるようになる。

「剣道は、『礼に始まり礼に終わる』と言われるように、礼というものをとても大切にします。これは、日本人が昔から大切にしてきた相手を思いやる精神です。我々が受けついでいかなければならないことです」と先生に教えられ、小学生はこれまでの姿勢を改めるというストーリーだ。

 小学3・4年生用の教材では、「伝とうと文化を大切に」というテーマで、和服、和食、和室、風呂敷などについて写真付きで説明。「他にどのような日本の伝とうや文化がありますか」と問いかけている。

 このほか中学生用の教材には、エルトゥールル号遭難事件が取り上げられた。

 明治23(1890)年に和歌山県沖で沈没したトルコ船エルトゥールル号の乗員を、近くの集落の人々が総出で救助。蓄えていた食糧を全て提供して介抱に努めた。それから100年近くたった1985年、イラン・イラク戦争が激化する中、テヘラン空港に取り残された日本人のためにトルコ政府が救援機を飛ばし、全員を脱出させたという史実に基づいた物語。

 自らの困窮も構わずに人を助ける日本人の「無私の心」が、100年も続くトルコの親日感情に結びついたのだと、生徒に気づかせる構成になっている。

 「日本人としての自覚」を深める内容について、道徳教育に詳しい高橋史朗明星大教授は、「剣道などの『道』の文化を盛り込んだことは、子供たちのアイデンティティーを育む上でとても意義深い。問題は、学校現場でこの教材がきちんと利用されるかどうかだ」と話している。
(引用:産経新聞)

社会福祉法人 大井会 大井保育園
〒812-0001 福岡市博多区大井2-7-12
交通
西鉄バス:大井町-徒歩2分
地下鉄:福岡空港-徒歩15分

まずは、気軽にお問い合わせ下さいませ

ご相談・お問い合わせ電話番号
092-621-3057
フォームでのお問い合わせ
コチラから