主食絵本
日本図書館協議会評議員で、家庭文庫「すずらん文庫」主宰・渡辺順子氏の造語です。主食絵本とは、幼児向けの絵本のなかで文や絵がしっかりした本で、心の成長に役立つ絵本を指します。文は作者によって表現やリズムが練られています。絵は原色に限らず、淡い色調の絵で書かれていて、そうした色調に興味を示す子どもも多いのです。
その反対は「おやつ絵本」。テレビのキャラクターものやアニメの絵本で、とっつきやすいので子どもたちは最初は喜んで読むもののすぐに飽きてしまい、何度も読みたいという気持ちが起きにくいようです。