構造遊び
構造遊びとは構造していく(作っていく)遊びのことです。2歳頃になると、積木やブロックを使って、積んだり並べたりあるいは物を構造し作る遊びを好みます。好むだけでなく、認知能力が育ちます。同型のものでないと、高く積んでいけないという物と物の関係を知ります。なので、 遊びの目的を達成するために、子どもは 同じものを分類をしたり、形を認識しようとします。物の形を知ることもそうですが、高く積む、長く並べていくということは、高さ(高-低)、長さ(長 -短)ということも知っていきます。
構造遊びは、ある日、突然できるようになるものではありません。それは、ほんの赤ちゃんのころから始まっています。たとえば、物を持つ行為がそうです。
積木を並べる・重ねるという単純な操作も、物を持つことをたくさん経験してできることです。赤ちゃん時代は、この、物を握る・離すということを繰り返します。握って離すことが、自分の体をコントロールすること、力の加減、手全体の動きだけでなく指先の器用さを育てます。この動作が上手くできないと、 目的のところに積木を置くことは、なかなか難しいものです。ですから、「握る・離す」という行為を、どれだけ赤ちゃん時代からしたかということも影響してきます。