構造遊び

 構造遊びとは構造していく(作っていく)遊びのことです。2歳頃になると、積木やブロックを使って、積んだり並べたりあるいは物を構造し作る遊びを好みます。好むだけでなく、認知能力が育ちます。同型のものでないと、高く積んでいけないという物と物の関係を知ります。なので、 遊びの目的を達成するために、子どもは 同じものを分類をしたり、形を認識しようとします。物の形を知ることもそうですが、高く積む、長く並べていくということは、高さ(高-低)、長さ(長 -短)ということも知っていきます。 
 構造遊びは、ある日、突然できるようになるものではありません。それは、ほんの赤ちゃんのころから始まっています。たとえば、物を持つ行為がそうです。
 積木を並べる・重ねるという単純な操作も、物を持つことをたくさん経験してできることです。赤ちゃん時代は、この、物を握る・離すということを繰り返します。握って離すことが、自分の体をコントロールすること、力の加減、手全体の動きだけでなく指先の器用さを育てます。この動作が上手くできないと、 目的のところに積木を置くことは、なかなか難しいものです。ですから、「握る・離す」という行為を、どれだけ赤ちゃん時代からしたかということも影響してきます。

見立て遊び

 見立て遊びは幼児の特徴的な遊びのひとつで、2歳頃に盛んにします。四角いつみ木やブロックを車に見立てて走らせたり、葉っぱをおままごとのお皿代わりにしたり粘土を細長くして、へびに見立てたりします。
 幼児は、遊びの天才です。この時期の子は高価なおもちゃに見向きもしないで、つみ木、葉っぱや小石など自然のものを上手に使って遊びます。ですから、誕生日やクリスマスなどで決して高価なオモチャのプレゼントは必要ないかも知れませんね。
 おうちの方も外に出たときに、例えば雲を眺めながら、「あそこに、ぞうさんがいるよ」など、雲の見立て遊びをしてみましょう。お母さんや保育士がいろいろと見立てをしてあげると、幼児も、自分なりの見立てをするようになってきます。実はこの見立てが子どもの想像する力を育成するのです。

子育て仲間

 ここでいう子育て仲間とは、同じ保育園や幼稚園に通う子どもを持つ親たちや近所に住む親同士で、子育てについて悩みを打ち明け、励まし合える相手をいう。子育てサークルもその一つ。
 近年母親の子育てにおける孤立が問題とされている中、子育て仲間の存在が重要視されている。そのことに関わって、国も少子化対策の一つである子育て支援事業を進めてきている。
(出典:子育て支援用語集)

弱視

弱視とは、乳幼児の時期にものをはっきり見ることができず、視力の発達が止まってしまう病気のことを言います。
症状としては、見にくそうなしぐさ、目を細めてみる、横目で見る、テレビにくっついて見る、黒目がゆれるなどの症状があらわれます。遠視や乱視などによって、外界からの視覚刺激が阻害されることが原因です。
治療としては、片側だけの場合は、正常な目に眼帯をし、弱視の目で見させる治療がおこなわれます。また、遠視や乱視がある場合は、めがねを用いて治療がおこなわれます
(病気の基礎知識大辞典より)

授乳と離乳食の順番

 離乳食が、1回食の場合の授乳と離乳食の順番ですが、基本的には、離乳食を食べさせた後にミルクを飲みたいだけ飲ませるようにします。赤ちゃんも空腹のほうが食が進みますし、食後のミルクは口内を清浄にする働きがあるからです。赤ちゃんを落ち着かせるために、食前に授乳しても、必ず食後にはもう一度授乳しましょう。
(参考:育児辞典)

食事用エプロン

 食事用エプロンは、赤ちゃんが食事の時に使うエプロンです。
 赤ちゃんは、生後7~8ヶ月になり、離乳食に慣れ、だんだんと好奇心が旺盛になり、手づかみで食べるようになります。8~9ヶ月になると自分でフォークやスプーンを握って、いろいななものに手を伸ばすようになります。当然食べこぼしが多く、赤ちゃんの服にシミがついてしまいます。そこで必要になるのが食事用のエプロンです。
 食事用エプロンは次のものがいいですね。
●首周りは柔らかい素材で、調節可能なもの
●コーティング加工、プラスチック製など、水分、油分をはじき、浸透しない素材
●汚れをさっと拭き取れるもの 
●小さく折りたたんで、持ち運べるもの

社会的微笑

 社会的微笑とは、赤ちゃんが人の顔を見て笑うことです。
 乳児は、生後2ヶ月頃から人の顔を見て笑うようになります。これを「エリクソン」は社会的微笑と言い、人に対する基本的信頼感を獲得した証だと述べています。「人っていいな」「人と一緒にいることは楽しいな」という表現です。4~5ヶ月頃になると、声を出して笑うようになります。

しゃっくり

  赤ちゃんのしゃっくりは、横隔膜が緊張してけいれんすることで起こり、神経系統の未成熟な低月齢のころに多いといわれています。授乳後、食道や胃が刺激を受けることで起こったり、おむつがぬれて冷えたりしたときに誘発することもあり、原因はさまざまです。
 乳児に特有の生理的な現象なので、そのまま様子をみていいです。成長するにつれてなくなっていきます。
 しゃっくりが出始めたら、おむつが汚れている場合は取り換えて温かくしてあげたり、ミルクを与えたりしてみてください。あるいは、うつぶせに寝かせて様子をみるのもいいでしょう。その時は必ずそばに付き添ってください。
 また、授乳後のしゃっくりは、吐いたミルクを誤飲することもあるので、子どもの上半身を高くして背中を軽くたたいてやったり、さすったりしてください。
(久留米助産師の会より)

寝返り

寝返りは、仰向けからうつぶせに返ることで、赤ちゃんの発達といえます。
寝返りの時期は個人差があります。一般的に5~6ヶ月頃と言われてますが、早い子では4ヶ月に寝返りする場合もあります。また、太っている赤ちゃんよりは痩せている赤ちゃんの方が早かったり、厚着をする季節に6ヶ月を迎える赤ちゃんよりは、薄着の季節に6ヶ月を迎える赤ちゃんの方が早かったりします。8ヶ月を過ぎても寝返りをしない場合は専門機関に相談する事を勧めます。

まずい叱り方

まずい叱り方とは、子どもにとってつらいばかりで、効果のない叱り方のことです。
子どもはほめるばかりでなく、たまには叱ることも必要です。しかし、次のように子どもにとってつらい叱り方はまったく効果がなく、まずい叱り方といえます。まず、子どもにとって一番つらいのは、①「できないことを叱られること」です。まだ指がうまく動かなくて靴が上手に履けない、恥ずかしくて呼ばれても「はいっ」と返事することができない、速く走れない……子どもには、その年齢からいって、できないことがたくさんあります。気質的に苦手なこともたくさんあります。大人でも歌が苦手なのに「歌いなさい」と言われ、うまくできなくて責められたり、叱られたりしたら傷つくでしょう。子どもならなおさらです。ましてこれらは叱って直るものではありません。次に②「感情的に叱られること」もつらいものです。親の怒りをぶつけるような叱り方、これは親がいつ爆発するかと、子どもも顔色をうかがうようになるし、親といてもおびえて過ごすようになってしまいます。その次に、③「体罰を伴う叱られ方」も子どもにとってつらいものです。「しつけのためには、時にはたたくことも必要」「子どもはたたかないと覚えない」という考えもあるようですが、体罰に頼ったしつけは、マイナスが大きいことを知っておきましょう。ひとつには、子ども自身がそうした暴力で人を動かすことを覚えてしまうからです。又、親の顔色をうかがうようになってしまいます。また、④「比較した叱られ方」もつらいものです。「○○ちゃんはできるのに」「お兄ちゃんはそうではなかった」等も子どもは傷つきます。そして⑤「役目を押しつけた叱られ方」もつらいものです。「あなたはお兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」「男の子なんだから」「女の子なんだから」等の言葉も、受ける子どもは大変です。あまり小さいうちから「役割」を押しつけないようにしましょう。個性が失われてしまいます。⑥「言葉による暴力」もつらいものです。「うちの子じゃない」「どこかに行っちゃいなさい」よく聞かれる言葉ですが、言われた子どもは親の愛情に不安を感じてしまいます。「ダメな子ねぇ」等も言葉の暴力と言えます。「もう知らない」「~してあげない」等の”脅し”もデリケートな子の心に不安を呼び起こしてしまいます。⑦「人前で激しく叱られること」もつらいものです。たとえ幼児といえども5~6歳になるとプライドも出てきます。プライドを傷つけるようなしかり方はしない方が無難です。

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