3歳児神話
3歳児神話とは、子供が3歳になるまでの子育ては母親がすべきだという考え方。それをしていないと、子供が大きくなってから注意欠陥、攻撃性、反社会的行動をとるようになるというもの。これに対して、国立精神・神経センター精神保健研究所家族・地域研究室長の菅原ますみ氏は2001年4月に開かれた日本赤ちゃん学会で、最終的に270組の親子を14歳まで追跡調査した結果、「幼児期の母親の仕事の有無は、子供の問題行動に関係しない」という結論を発表している。子供が3歳未満の時に働いていた母親は約25%だったが、母親が働いていたグループと働いていなかったグループでは、働いていたグループの方が問題行動が少なく、育児環境は直接関係がないという。
(Yahoo!辞書)