父子手帳
「母子手帳」の父親版です。「母子手帳」が母子保健法に定められていて妊婦全員に配布され、健康管理に重点が置かれているのに対して、「父子手帳」は法の定めはなく、内容も自由です。名前も「パパ手帳」「父親ハンドブック」「新米パパの子育て読本」「お父さんといっしょ」「父子健康手帳」などさまざまです。手がけているのは自治体や教育専門家、市民らで、内容もそれぞれ工夫がこらされてます。
たとえば、自治体として初めて「父子手帳」を作った東京都の「父親ハンドブック」は、導入部分で、妊娠から出産までの妊婦の様子や0歳~6歳までの子どもの成長過程など、子育ての全体像を把握できるカレンダーを掲載。このほか、「おむつを替える」「お風呂に入れる」といった実用的な子育てガイドや、先輩パパたちの出産&育児体験記などを掲載し、新米パパにとっては、まさに子育ての羅針盤となる内容となっています。
また、静岡県教委が発行する「お父さんの子育て手帳」では、「子どもの話を聞くようにしているか」「進路について夫婦で話し合っているか」など、自己採点をして親子関係を見直すページも掲載。「父子手帳」の大半は乳幼児を対象としていますが、このように、中には中高生までの子どもを対象としたものも登場し、多彩な内容で展開されています。
(引用:ヤフー辞書)