子どもの貧困と保育の役割

 8月28日、手元に「保育士会だより」が届きました。これは全国社会福祉協議会が発行しているものです。今回の特集は「子どもの貧困」です。「保育士会だより」を読みながら、改めて子どもの貧困と保育の役割を考えています。
 平成26年1月に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」の施行が通知され、大綱も閣議決定されました。子どもの貧困問題が政治的課題になってきました。そして、貧困な家庭で様々な不利を背負って成長した子どもは、学力不足や低学力によって、大人になって安定した職に就けないといういわゆる「貧困の連鎖」を断ち切る社会的支援・政治的な仕組みの整備が緊急の課題と言われています。
 それとともに、子どもの貧困対策として最も注目を浴びているのが保育の充実です。乳幼児期は学びの基礎を身に付ける大事な時期です。学びの基礎は、乳幼児で獲得しなければならない愛着であったり、他人を信頼できるかどうかという問題です。現在、幼児教育の世界では、詰め込み型の教育は子どもたちの学力とほとんど関係がないと言われています。それよりも、詰め込み型では形成されない応用力や思考力を育てるためには、他人とどれほど協力できるか、もっと言えば親や保育士などとどれだけ信頼関係を築けるかが重視されています。それは言い換えれば「保育の質」の問題です。質の良い保育は不利な状況にある子ども達によい効果をもたらしますが、質の悪い保育から最も悪影響をうけるのもまた、不利な状況にある子ども達です。
(引用・保育士会だよりNO.268)

シナプス

 シナプスとは、脳内の神経の伝達網で、誕生時にはほとんど持っていません。
 生後から2歳までに莫大な成長を遂げ、良性の刺激を与える事で脳の発達を促進します。
 人間の脳には数百億個もの神経細胞がありますが、これらの神経細胞はシナプスと呼ばれる接合装置を介してネットワークをつくり、脳の複雑な働きを実現しています。
 人間の脳は3歳前後で80%が出来上がります。6歳前後で約90%が完成、その際シナプスの密度には個人差が出ます。
 同じように脳が成長しても、良性の刺激が乏しいと伝達網のシナプスは少ない傾向にあります。乳幼児期の脳への刺激は脳の発達と密接な関係にあります。
 脳への良性な刺激とは、自然に触れたり、会話を楽しんだり、運動をしたり、様々な音楽を聴いたりすることです。
 フラッシュカードなどを使った機械的な訓練は子供の脳の適応力を育てますが、いろいろな回線が繋がっていない状態で、集中的に行いますと、それだけに特化した回路ばかりが作られ、相手の気持ちや感情を読み取る能力が育たないと言われています。
(引用:育児用語事典)

今日は8月のカレーの日です

 今日は8月のカレーの日です。ナスやズッキーニ、南瓜など、たくさんの夏野菜を入れて作りました。夏野菜は、暑さでほてった体を内側からクールダウンして夏バテしない体を作ってくれます。旬の野菜をたくさん食べて体調を崩さないようにしてくださいね。
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つきよのばんのさよなら

作: 中川 正文
絵: 太田 大八
出版社: 福音館書店
読んであげる年齢:5,6才向きです。
内容の紹介:
 夜、父親が湖に魚を捕りにいっているあいだ、たろうは一人で留守番をしていました。戸をたたくものがいるので開けてみると、クマの親子が軽く頭を下げ去っていきました。たろうはそのクマが、去年の夏、庭で干していた梅干しを食べていたのを見逃してやったクマだったと思いだしました。あの時お腹にいた子どもが生まれたのだろうと……。
 大井保育園では、9月のおすすめほんに指定しています。
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8月の誕生会で特別メニューでした

 今日は8月の誕生会で、ガパオライス、わかめのサラダ、トマトスープ、ウインナーを作りました。ガパオライスはタイを代表するエスニック料理で、子ども達が食べやすいような味付けに仕上げました。ご飯にはビタミンやミネラル、鉄分を多く含んだあわ、ひえ、きびなどの穀物を入れてみました。これからも子ども達に喜んで食べてもらえるような給食を作っていきたいと思いますので、楽しみにしていて下さいね。
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種はぷっと出すんだよ!

 今日は、きく組(4歳児クラス)さんと一緒に給食を食べました。きく組のYちゃんはしっかりした女の子です。給食中に私にいろいろと世話を焼いてくれます。

Yちゃん「園長先生、ブドウはデザートだから、ご飯が全部終わって食べるとよ!」
園長「ありがとう!」

ご飯が終わって、ブドウを食べようとすると、
Yちゃん「ブドウは皮をプリッと剥いて、種をプッと出すとよ!」
園長「ありがとう」

ところが、ブドウには種がありませんでした。乳児もいるということで、給食室が配慮してくれていたのです。せっかく教えてくれたのに残念でした。種のあるブドウの時は種をプッと出すよ。

9月行事のお知らせ

 8日(火) 子育て支援サークル 
 9日(水) 未満児発育測定
10日(木) 以上児発育測定 
15日(火) 避難訓練(地震)
20日(日) ノーテレビデー 
25日(金) 誕生会
27日(日) 席田校区体育祭
     (年長組がマーチングで出場します)
28日(月) 第1回運動会総合練習

目の健康と子どもの成長

 目の健康は、目以外の子どもの成長にも大きく影響します。
 目が見えづらいと、次のような状況も起こります。
○良き書きが苦手になります
 本を読んだり、文字を書いたりすることが難しいとかんじるようです。
○スポーツが苦手になります
 距離感が測れなかったり、ものを知覚する速度が遅かったりするため、スポーツが苦手だと感じることもあります。
○消極的になります
 相手の顔や表情が見えにくく、周囲の状況が把握できないため、人との関わりが消極的になる場合もあります。  
(引用:参天製薬HP)

複式学級

 複式学級とは、異なる年齢の児童生徒の複数の学年をまとめて構成されている学級を指します。
 幼稚園・小学校・中学校では原則として同年齢生徒児童による学級が編成されていますが、園児、児童数が極めて少人数であるとき・教員数が不足するとき・施設や経費が不足するときなど、特別の場合は、複数の学年で1学級を編成することが認められています。一般的には、僻地や離島などにおけるやむをえない措置です。

乳児の発達とおもちゃ

【生後0ヶ月】
 五感が未発達な時期で、目はまだぼんやりとしか見えていません。一番よく見える場所は顔の上30センチくらいの所(いつもママがのぞきこむ位置ですね)。白黒赤などの強い色には興味を示します。聴覚は完成されており、音にはよく反応します。
 音はよく聞こえているので、オルゴールメリーなど、音の出るおもちゃがいいですね。でも自然界の音も大切にしたいもの。曲を流しっぱなしにしないで、ママが近くにいるときだけつけたりと、メリハリをつけましょう。ゆらゆらとゆれる、昔ながらのモビールもいいものです。

【生後1~4ヶ月】
 視覚が徐々に発達してきます。でも、白黒赤などの強い色には反応しますが、まだ、パステルカラーなどには反応しないでしょう。白黒に反応するのは、人の顔を識別するためと言われています。
 おすすめのおもちゃは、白黒赤など、コントラストの強い配色の絵本や、引き続き、音のでるおもちゃやメリーもいいでしょう。手を伸ばして身近なモノを触ったりつかんだりするようになってくるので、おもちゃとマットが一緒になったプレイジムもおすすめです。

【生後5~9ヶ月】
 寝返りをうつようになり、行動範囲が広がります。周りにあるモノに手をのばしたり口に入れたりするように。おすわりができるようになると、両手でおもちゃをさわって遊ぶようにもなります。6ヶ月頃から歯が生え始め、口の中がムズムズとして気にする子もいるでしょう。
 おすわりをするようになると、おもちゃを前にして一人遊びをするようにもなります。しかけ付きぬいぐるみなど、反応のあるものを喜ぶでしょう。歯のムズムズ対策に、ゴム製のもの、冷蔵庫で冷やして使うものなど、いろいろな歯固め(ティーサー)が売られています。

社会福祉法人 大井会 大井保育園
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