危急新生児
出生前、分娩(ぶんべん)中、出生後に危険な因子をもち、病気や死亡の危険性が高く、特別な看護を必要とする緊急状態にある新生児で、ハイリスクインファントhigh risk infantあるいはハイリスク新生児ともよばれる。多くは呼吸障害であるが、ほかに先天性の形態異常(心臓、肺、消化器など)をはじめ、肺炎、肺出血、自然気胸など、さまざまな緊急状態がある。したがって、妊娠中からその発見に努め、分娩後ただちに新生児の異常に対応できるようにしておかなければならないので、危急新生児とは、このような概念で新生児の緊急状態をまとめたものと考えればよい。こうした新生児のためにはICUの一種、新生児集中治療室neonatal intensive care unit(NICUまたはNCU)がある。
(ヤフー百科事典より)