暑い季節の外出

 暑い季節にベビーカーでお出かけするとき。赤ちゃんが長時間ベビーカーに乗っていると、背中が暑くなりますし、地面に近いので照り返しも大人以上に受けますから、水分補給はもちろん、こまめに休憩するようにしましょう。車で出かけるときも、チャイルドシートの背もたれが暑くなりますから、赤ちゃんに直接クーラーの風が当たらないように気を付けながら、車内温度の調整を心がけます。休憩地点や到着地で、眠っていて起こすのがかわいそうだからと、車内に放置するのは絶対にNGです。
こまめに汗を拭いたり、汗をかいたら着替えさせるなど、汗からの冷えにも気を付けましょう。赤ちゃんはシートベルトで固定されていて、身動きしにくく、暑い時期は、それだけでも体力を消耗します。余裕を持ったスケジュールと、休憩場所の事前の下調べ、着替えの準備をして出かけましょう。
<子育てお役立ち百科より>

年齢別発育と保育の特徴

乳幼児の年齢別発育と保育の特徴を記しました。

(1) 0歳児(乳児)
 乳児の発育はめざましく、出生後1年間で体重は出生時の約3倍に、身長は約1.5倍になり、その間、日毎に少しずつ種々の新しいことができるようになる。
 乳児は泣いたり笑ったり見つめたり、いろいろな情報を養育者に送り何かを要求し、また養育者の抱擁に気持ちよさそうにしたり、周囲からの話しかけに眼を合わせようとする。乳児は受け身の存在ではなく、自ら積極的に周囲に働きかけ、また養育者の行動にいろいろ反応している。
 両親と保育者との間に相互理解や信頼関係をつくりあげることも大切である。乳児をもつ親は、いろいろな育児行動をしながら、しだいに親としての自覚、母性・父性意識が高まっていく。多くの育児情報が氾濫するなかで、親が育児不安に陥らないよう、親と保育者が何でも話し合える雰囲気を作ることが望まれる。
(2) 1、2歳児
 1歳くらいから、幼児の体つきはやせ型になっていくが、罹病率は下がり、ことばは増えていく。運動が活発になり、行動範囲が広がり、何事にも興味をもって歩きまわり、養育者が一寸目を離した時のいたずらが多くなる。子どもにとっては好奇心旺盛になる時期である。
 養育者は子どもの行動結果がわかるので、始めから失敗させないよう禁止や命令が多くなる。子どもは結果は考えずに何でも自分でやりたがる。子どもの要求を養育者がすべて満たしたのでは、何でもできるという錯覚を子どもに与えてしまう。また、養育者が子どもの自立の芽をいつも摘みとると、養育者の判断にのみ頼る依存的な存在になりやすい。
 養育者は、極力子どものすべてを受け入れ、子どもと信頼関係を作りながら、子どもが充分に自己発揮できるようにして、他者との葛藤の中でしてはいけないことを自分で気づけるようにしたい。何をどこまでしたら良いか悪いか自然に身につかせたい時期である。できる範囲、危なくない範囲で子ども同士が接触できる場をもちたい。
 食事に関しては、むら食いや遊び食いが多くなりやすい。栄養のバランスを考えて、一日30品目以上の食品を、一日3回の食事と1~2回の間食で、家族または友だちといっしょに、時刻をだいたい決めて規則正しく食べられるとよい。遊び食いしたり満腹になったら無理に食べる必要はない。次の食事や間食の時刻まで待ち、多少は空腹感も感じられるようにする。このことが家庭と保育園とで調和よく行われるようにもっていくといい。
(3) 3~5歳児
 3歳すぎると、長い歩行も可能になり、走ったり、スキップしたり、体の動きが段々に敏捷になっていく。手を叩いてスキップしたり、足と手の運動の協応がしだいに上手にできるようになる。リズムを合わせてからだを動かすことを子どもは特にこの時期に喜ぶ。また、友だち同士でごっこ遊びなどをして遊べるようになる。
 子どもは、何気なく遊んでいるようでも、生き生きと生活しそのなかで種々のことを学習し身につけていく。そこに子どもの本当の姿を見ることができるので、遊びを大切にしたい。
 家庭での生活を基盤にしながら、より広い社会生活を経験し、その喜びや葛藤体験のなかで社会性が発達していく。生活や遊びのなかで、人間に対する信頼感、自発性、意欲、豊かな感情、物事に対する興味、関心、思考力、表現力、運動の能力などの基礎が養われる。
 友だちと、また時には一人で自由にのびのびと遊べるよう、いろいろな環境作りが大切になる。遊びに関しては幼児自身が自主的に考えてできる場面も作りたい。幼児自身が自分の考えをいい、また、人の考えを聞けるようにしたい。文字や数に関しては、幼児自身が興味をもちだしてから、それを媒介にしていっしょに遊ぶようにする。
 自分自身を取り囲んでいる世界に関心と親しみの目を、幼児が向けられるようにしたい。いろいろなことを体験できるとよい。また、幼児の興味や疑問に対して教える。そのためには、ゆとりある生活リズム、周囲の温かい人間関係、自然環境との豊かな触れ合いなどが大切になる。
<出典:国立成育医療研究センター>

食べ物による窒息事故

 食べ物が喉(のど)や気管に詰まると、窒息して死ぬことがあります。
 6月27日、札幌市立小学校で、特別支援学級2年の男児(7)が給食のプラムの種を詰まらせ、死亡するという痛ましい事故がおきました。
 男児は午後0時55分ごろ、プラムの種(直径1.5センチ)の周りの果肉を食べようとして、誤って種をのみ込みました。担任が、種はのみ込まずに出すよう注意した直後だったといいます。
 栃木市立保育園で昨年7月、女児(当時2歳)がおやつの白玉団子をのどに詰まらせ死亡した事故もあります。
 子どもの事故に詳しい「緑園こどもクリニック」(横浜市泉区)の山中龍宏院長によりますと、6~7歳は乳歯が生え替わる時期で、歯が無いため食べ物を吸い込み誤飲してしまう事故が後を絶たないそうです。ミニトマトやブドウ、リンゴのかけらでも死亡例があります。山中院長は「ミニトマトくらいの大きさ、丸さがあれば喉に詰まらせる危険性がある。その場合、死亡率は5分間で50%くらいまで高まる」と指摘しています。
 各家庭、保育園では、食べ物の大きさ・堅さ等十分に留意するとともに、事故の場合の迅速な対応が必要です。

<救急処置の手順>
誰かに救急車要請をさせる。
119番に電話して
「救急です。窒息です。」
がキーワード。
 
<詰まった直後、まだ意識がある時:ハイムリック法>
後ろから回り上腹部を突き上げる。
1 立位または坐位の後ろから救助者が抱える。
2 一方の手で握りこぶしを作る。
3 握りこぶしの親指と人差し指の輪で作った面を、患者さんの上腹部(みずおち)にあてる。
4 もう一方の手で、握りこぶしをにぎる。
5 この両手を、一気に手前上方に引くようにして、患者さんのみずおちを上に突き上げる。
6 取れない場合は、数回繰り返す。
 
<意識がなくなった時>
寝かしたまま、上腹部を突き上げる。
1 仰向けにして、太ももにまたがる。
2 一方で手のひらの根部をみずおちにあてる。
3 他方の手をその上に重ねる。
4 この両手で、一気にみずおちを上に突き上げる。
 
<幼児の場合>
握りこぶし代わりに、両手の人差し指と中指の4本で押し上げる。
 
<乳児(赤ちゃん)の場合>
下向きにして、背中をたたく。
1 太ももに乗せた赤ちゃんを、一方の手で逆さに支える。
2 他方の手のひらで背中を繰り返したたく。

注意点:
1. 意識がある時に、口の中に指を入れて取ろうとすると、噛まれるので危険。
2. 電気掃除機のノズルで餅などを取るのは、汚いので最後の手段。
ノズルを喉まで入れてから電源をオンにしないと、舌を吸ってしまう。
3. 取れない時は、救急車がくるまで、胸部圧迫式の心肺蘇生術を続ける。

(出典:日本医師会)

道徳

 道徳とは、社会の秩序のために人々が守るべき社会規範をいう。
 また、個人がある社会的状況に置かれたときの意志決定の指針のことである。道徳は、一般に「良心」と呼ばれる内的規範が特徴である。
(保育ミニ辞典より)

子は親を映す鏡

「子は親を映す鏡」とは、子どものふるまいを見れば、その親がどんな親であるかを知ることができるという意味のことわざです。
 親の考え方や言動(げんどう)が、そのまま鏡のように子どもに映しだされる、ということから生まれたようです。
 毎日の生活をともにし、血もつながっていれば、当然のことと思われることわざです。 子どもの考え方やその行動は、親が何を大切にし、どのような生活をしているかが、そのまま子どもに影響を与えてしまい、その結果、親に似るということだと思われます。
(ことわざ学習塾より)

電車でベビーカー

 赤ちゃん連れで電車やバスに乗るとき、ベビーカーを畳まず乗車できるところも増えています。
 しかし、乗るときには赤ちゃんの安全への配慮はもちろんのこと、周囲への気配りも忘れないようにしたいものです。朝晩のラッシュ時は混んでいて、急いでいる人も多いので、携帯に気を取られて前をよく見ずに歩いている人もいます。ベビーカーにつまずかれると、赤ちゃんも危険です。できるだけラッシュ時をさけた時間に利用しましょう。
 ホームの端を歩かず、ドアが閉まる間際の駆け込み乗車はさけて余裕を持って乗り込むこと、乗車後はタイヤをロックし、揺れでベビーカーが動かないようにする、赤ちゃんにはシートベルトをして転落を防止するなどしましょう。ホームへの階段の上り下りに駅員や周囲の人が手を貸してくれたら、お礼の言葉も忘れずに。
(子育てお役立ち百科より)

多重知性理論

多重知性理論とは、「知性(才能や能力)」は1つでなく複数あるというもの。アメリカの認知心理学者ハワード・ガードナーが提唱した「多重知性理論」によって明かされた、人間のこころ(脳)の仕組み。
 子育て幼児教育で重要なことは、このたくさんある知性をまんべんなく刺激して伸ばしてあげる、ということがとても大切。
 日本の脳科学者澤口俊之は、知性には8つの知性があり、それらを取りまとめる知性として「自我」があるという。
つまり自我が完成しないと、いくら優れた知能(知性)を持っていても、それを発揮しきれないといいます。
(幼児教育事典より)

アルカプトン尿症

 アルカプトン尿症は、チロシンの代謝経路にあるホモゲンチジン酸酸化酵素という触媒(しょくばい)酵素の活性が生まれながらに低下している病気です。そのため患児では、尿中に大量のホモゲンチジン酸が排泄されます。
【症状の現れ方】
 最も特徴的なのは患児の尿を放置しておくと黒変するということです。患児のおむつが黒色に変化していることで気づくこともあります。これは尿中のホモゲンチジン酸が酸化されて黒色の物質に変化するためと考えられています。
 成人以降にみられる症状としては、組織黒変症(こくへんしょう)と関節炎があります。組織黒変症はオクロノーシスと呼ばれ、20~30代に現れます。はじめは眼や耳に灰色がかった青い色素の沈着が認められ、年齢が進むと全身の軟骨、線維組織に黒色の色素の沈着が及びます。
 関節炎は本症の晩期の症状で、40~50代に発症します。全身の大きな関節が侵され、運動制限、疼痛のために寝たきりの生活を余儀なくされる場合もあります。
 本症では発育、発達が遅れたり、生命の危険がもたらされるということはありません。
【治療の方法】
 残念ながら有効な治療法は見つかっていません。ビタミンCが色素の沈着を抑えると考えられており、多くの患者で投与されています。
【goo ヘルスケアより】

ajisai息子が持ち帰った中学の図書館便りにとても素敵な言葉が書いてあったので紹介したいと思います。
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“成功は人間の表面を飾ります 
 失敗は内面を豊かにします。
 人間の成長のために失敗は用意されています。”
(「想いが届くあの人のことば」手紙編より)

 これは、日本サッカー代表、長友佑都選手が試合前にいつも読んでいるという「お母さんからのお手紙」に書かれていた言葉だそうです。つい失敗をおそれて緊張したり、固くなってしまったり、目先の成功だけを追求してしまいがちですが、失敗をおそれずにチャレンジすることで、その先の人生の成功につながるということですよね。
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 大人である私にも、もちろんぐっと来る言葉ですが、子育てにおいても大切なことだと思います。
子どもの為に!と大人が先走って目の前のいろいろな障害物を取り除いてしまっていませんか?確かに安全かも知れませんが、それを乗り越える力は養われません。もちろん取り除かなければならないようなものもあると思いますが、小さなことは乗り越えられるように見守ってあげたいですね。
 小さな小さなことを乗り越え、それを積み重ねて、大きく大きく成長してほしいと願っています。(未満児クラス保育士)

少年老い易く学成り難し

「少年老い易く学成り難し」とは、若いと思っても、すぐに年をとってしまう。しかし、学ばなければならい学問を、しっかり身につけるのは、なかなか難しいという意味のことわざ。
 時間というものは、あっという間に過ぎ去ってしまい、気がついた時にはもう老人になってしまい、学ぶべき学問は、いっこうに身につかない、ということになってしまうから、若いうちから、わずかな時間であっても、その時間を大切にして、学ぶべきであるという、いましめであり、朱子学を、まとめ上げた人の書いた詩のようです。
 この句の後ろには、「一寸の光陰軽んずべからず」=「短い時間だからといって、軽く見てはいけない」という句が続いているようです。
(ことわざ学習塾より)

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